催眠をかけると、人は簡単に変われるのか?!
この質問の答えは、はい!です。


しかし、正確には、催眠感受性が高い人が一時的に変わるだけです!!


では、
変化を維持するためにはどうすれば良いのでしょうか?!


催眠という手段で、大脳辺縁系に働きかけるだけではなく、
心理療法という手段で、前頭葉にも働きかける必要があります。
前頭葉は理性の座であり、総司令塔です。


人の心の問題を完全に改善するには欠かせない重要な領域なのです!!


治った“心の病”や”精神的苦痛”を再発させないためにも重要な領域です!!


催眠療法といえば、催眠誘導後に暗示を与えて苦痛から解放するものだと考えられています。
そうした催眠療法を行ってきた歴史は古く、今でも根強く残っています。
しかし現代において、心が心臓に存在していると信じる人はもはやいないでしょう・・・。
以前はそう信じられていた時代もありました。


私たちの心を創り出しているのは、脳の活動なのです!!


こうした事実が“脳科学”によって証明されている現代において、心と心の病について正しい知識が必要なのです。


心を脳という視点で捉えた時、意識と無意識の働きをする脳領域は別々に存在しています。


心の病を原因から治していくためには、無意識に働きかける催眠暗示だけでは不十分なのです。
理性の調整を行わないままでは、トラウマを解消したことにはなりません。


トラウマとは、脳の情動系に残っている感情の記憶ですが、その体験によって形成された脳神経の条件回路が心の働きに混乱をもたらすような影響を与えます。


こうした、トラウマによる影響を制御できて初めて根本的に治ったといえるのです。


そのためには、理性の働きの調整をする心理療法が欠かせないのです!!