意識を作り出している、ニューロンの活動とはどういうものでしょうか。
意識とは脳細胞の活動によって創出されます。
今やこの考えは、当然のこととして受け入れられるでしょう。
脳の中で起こっていることのほとんどは、私たちの意識にはのぼってこないのです。
意識を生み出すニューロンとそのメカニズムに関心を抱いて欲しいのです。
私たちを時として苦しめる、
精神的葛藤やその後に進行する心の病を改善する知識でもあるのです!!
もはや、哲学や心理学のレベルだけで意識や心というものを考察しても、心の諸問題は解消しないでしょう。
このWebsiteの目的は、心の病などの精神的な世界を正しく理解して頂くことにあります。
もちろん、催眠という現象と脳に及ぼす影響などを正しく理解して欲しいと思っています。
そうした正しい知識が、これまで諦めていた心の諸問題を解決してくれる力(=支え)になるのです。
意識にのぼらない脳の活動を作り出している、脳神経細胞=ニューロンは脳の表面(皮質)だけでも150億個程度あるといわれています。脳全体の神経細胞は1000億個です。(米粒の大きさで、100万個近いニューロンが詰まっているといわれています)
これらの神経細胞が作り出す世界を少し覗いてみて下さい。
ニューロンとはどのような形状をしているものか、またシナプスとは何を表現しているものかということを知識として簡単に知って欲しいと思います。
簡単な図から入っていきます。
ページが進むに連れて難しい説明になりますので、関心があるところまでで読み留められてかまいません。
ニューロン(神経細胞)は木の枝のような樹状突起と1本の軸索からなっています。
精神活動は、ニューロン同士の電気信号とそれらを繋いでいるシナプス間隙での生化学反応によって起こっています。
電気信号の早さは、秒単位ではなく、
ミリ秒単位(1秒=1000ミリ秒)の早さなのです。
生化学反応は脳神経伝達物質が担っています。生化学反応に関して詳しくは次ページ以降になります。
電気信号と生化学反応、この二つが心の働きと心の病を見つめ改善するために大変重要な焦点(要因)でもあるのです。 *その秘密を説明していきます・・・。